堰堤物語 no29
土曜日の午後、ちょっとお出かけ。
目指していた川、ちゃんと場所を聞いておけば良かった・・・
近くまでいったものの、河原へ降りる場所がわからず、藪こぎするのもいやなので
第二候補にしていた沢へ。
あれまぁ、水がない・・・
ちょろちょろとしか流れていません。
魚は居るようで、走る姿をたびたび見かけます。
ですので、フライを投げてみますが、当然のごとく釣れません。
ピックアップの時にようやく
釣れちゃった感の強いイワナさん。
写真撮るほどでもないのですが、このままなんて事もあるので、記念撮影。
沢を登るにつれ、本当に水がなくなってきました。
で、心の緊張もなくなり、何となくフライを投げています。
水があれば、良いポイントだよなぁ
なんてところで、ヘロヘロとキャスティング。
「なんだか、魚っぽい岩だな。コレ、魚だったらでっかいなぁ」
なんて思っていると、すーっと岩が動いて・・・
気力が無くなり、水もなくなり脱渓。
第3候補の沢へ。
すでに、時間は午後2時を過ぎています。
案の定、入渓ポイントにはそれらしき車。
まぁ、気にしないで進みます。
いくつか堰堤があり、えっちらおっちら山登り。
何番目かの堰堤にてライズ発見。
最初に見つけたのは、手前で捕食しているオチビちゃん。
フライを見に来るのですが、口を使いません。
どうやら、食べているのが小さい虫のようでしたので、フライを#18に換えてみます。
でも、見に来るだけ。
すると、ちょっと奥でサイズの良いのがライズし始めました。
ならばと、そちらへ投げると1投目で
パク!
そして、
スポ!
でも、掛からなかったのでそのまま定位置に戻ってきました。
少し休んで、2投目。
フライ着水と同時に、またもや
すーっと深みの方へ・・・
でも、3尾目が更に奥の水が落ちてくるあたりでライズしているのを見逃しません。
(今日は、魚が浮いているのかよく見えました)
1投目、出ません。
2投目、違うところに出ました。
3投目、フライに出ました!!
そして、
ぷっつん!
必死に、フライを外そうと首を振りながら深みの中へ。
コレも、大きかった?
逃がした魚は何とやらというわけです。
気を取り直して、進みます。
しかし、反応悪し。
先ほどの堰堤は、餌では狙いにくそうな浅瀬。
竿抜けだったんでしょうか。
そろそろ、帰らなけりゃならない時間。
心の中で「せめて後1尾」つぶやきます。
初めての沢なので、この先どうなっているのか見当も付かないのですが、だんだんと険しくなり大きな岩を乗り越えて進むと、荒廃した登山道が横切ります。
そこから急に反応が良くなり
大きな落ち込みになっている場所から
サイズアップ、うれしいな。
時刻は16:00過ぎ
ホントにそろそろ帰らないとね。
でも、帰らない。
「もうちょっと」とつぶやきます。
すぐに、
イワナさん
尺には寸足らずですが、とってもうれしい1尾。
うれしいので、写真を何枚か、
リリースしても、そのまま居てくれます。
「おまえさん。いいやつだな」
もう帰れません(笑)
その上の、やはり深くなっている場所で1尾バラシ。
最後に
こちらさん
終わりよければすべてよし。
車に戻ったのは、ちょうど17:00でした。
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